Medical
「朝日野スタイル」に専門スタッフが集い、寄り添う医療を実現します
当院に骨折で救急搬送されてくる患者はしばしば持病として糖尿病を有しており、内服薬を服用されている場合も手術となりますとインスリン治療へ切り替えることが必要となってきます。高齢者が多く術後は回復期リハビリテーション病棟へ移り最長で3ヶ月の入院継続となることもあります。糖尿病治療は術後経過が良好であれば従来の内服薬に戻すことが通常ですが、高齢者ですと食事摂取量が十分でない場合も多く、良い結果に繋がると判断した際には柔軟に判断してインスリン治療を継続することも多々あります。「骨折などによる救急搬送→整形外科にて手術→リハビリテーションそしてこの間の専門医師、専門スタッフによる糖尿病治療」この流れを私共は「朝日野スタイル」と名付けております。
糖尿病療養指導士は糖尿病の専門知識を有し専門医のもとで療養指導を行う資格を有する者であります。当院では看護師、管理栄養士、理学療法士、薬剤師、臨床検査技師、さらに作業療法士、視能訓練士と多職種のスタッフが日本糖尿病療養指導士(CDEJ)あるいは熊本地域糖尿病療養指導士(CDEK)を有し、朝日野スタイルの中で日々患者に寄り添う医療を目指しております。
地域の開業医を対象とした講演会
北区糖尿病シンポジウム
「糖尿病の運動療法-習慣化できる運動の指導-」
クリニックの医師を対象にした運動療法の研修を当院の理学療法士(工藤)が担当させていただきました。
運動療法の基礎に加え、座位行動やNEAT(非運動性熱産生)など日常生活での工夫について、日々の診療や療養指導に活かせる運動療法をお伝えしました。
北部糖尿病スキルアップセミナー
北部糖尿病スキルアップセミナーでは管理栄養士(田淵)による「当院における糖尿病チームの取り組み~精神疾患のある患者への介入により改善した1症例~」を発表させていただきました。
様々な背景をもつ糖尿病患者への関わり方、療養指導について活発な意見交換が行われました。
北部糖尿病スキルアップセミナー
作業療法士(小見山)による「糖尿病療養指導における作業療法士の役割」について発表させていただきました。
糖尿病療養指導と作業療法の取り組みを進めていきます。
肥後っこスマイルサマーキャンプ
理学療法士2名がサポータとして糖尿病サマーキャンプに参加しました。
「楽しみながら学ぶ」をサポートするためにプール前後の体操を行ったりクイズを交えて運動の大切さについてお話ししました。
CDEK実習
CEDK(熊本地域糖尿病療養指導士)の指導者講習に参加しました。
数多くのインスリンやGLP-1のデバイスの手順や管理方法を学びCDEKの育成に携わるスタッフとしての研鑽を積んでいます。
くちなしの会
当院では糖尿病患者会(くちなしの会)を開催しております。
医師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、臨床検査技師、視能訓練士、管理栄養士といった多様な専門職が関わっています。
糖尿病療養指導士の育成
当院では毎週2回、症例検討会を通して、療養指導士の育成に取り組んでおります。
糖尿病診療において医師が何を考えて療養指導や投薬を考えるか。リハビリや薬剤師が共に学び、理解を深めることで日々の療養指導に活かす力をつけています。
その結果がCDEJ、CDEKの取得につながっていると考えています。
【資格】
理学療法士
認定理学療法士(代謝)
日本糖尿病療養指導士
熊本県理学療法士協会糖尿病専門班
日本糖尿病理学療法学会糖尿病予防対策推進担当者(熊本)
熊本県糖尿病療養指導士会理事
【講演等】 第3回北部糖尿病スキルアップセミナー「CDEとしての理学療法士の役割」2016.8.24菊南温泉ユウベルホテル
北区糖尿病シンポジウム「糖尿病の運動療法-習慣化できる運動の指導-」2019.02.20菊南温泉ユウベルホテル
「合併症があるけど、運動してもよい?」 糖尿病ケア(2020.3)・メディカ出版(p27-30)