診療・治療

Treatment

放射線科(画像診断)

担当医

  • 村上 稔 【所属学会】
    • 日本医学放射線学会
    【専門医】
    • 放射線科専門医 (産業医)

X線撮影装置  3台

X線を身体に照射し、通過するX線の差を利用した検査です。当院ではコンピューターを使ってX線画像を作製するシステムを使用しています。様々な画像処理が可能で、患者さまの病気診断に有効な画像を提供しています。

日立社製

移動型X線撮影装置  3台

  • 日立社製(2台)
  • キャノン社製(1台)

移動型X線透視撮影装置  2台

  • 島津社製
  • 東芝社製

X線透視撮影装置  2台

微量のX線を連続的に身体に照射することで、リアルタイムに体内を映し出すことが可能な装置です。
外科・泌尿器領域では処置を伴った治療を、整形領域では脊髄の診断や神経のブロックを行っています。

日立社製

ⅰ)胆道

胆管結石や胆嚢・膵臓の炎症、又は閉塞性の黄疸に内視鏡を併用して治療します。

ⅱ)尿路

腎臓で作られた尿が何らかの原因で膀胱へ流れない場合、尿管にステント(管)を留置し治療します。

ⅲ)脊椎

造影剤という薬を脊髄腔に穿刺して注入します。脊椎管狭窄症や椎間板ヘルニアを診断する検査です。

X線CT装置  2台

CT(computed tomography)とは様々な方向からX線を当て輪切りの画像を作製します。
病気だけでなく、骨折や親知らずの抜歯にもCTは有用です。また、造影剤という薬(静脈注射)を使って血管や腫瘍病変の有無・病変の広がりなどの診断にも有効です。

  • GE社製:64列CT
  • キャノン社製:80列CT

ⅰ)頭部

単純(a) と造影剤を使用した(b)画像になります。 造影剤を使用することで病変(→) が明瞭に描出できます。

ⅱ)心臓

心臓カテーテル検査でしか分からなかった冠動脈の走行・狭窄が造影剤を使用することで評価することができます。

ⅲ)腹部

単純(a) と造影剤を使用した画像(b)になります。
立体画像(c)を作製することで手術のシミュレーションや患者さまへの説明に役立っています。

ⅳ)下肢

下肢静脈瘤(a)の形態評価が短時間で検査できます。
造影剤を使用することで閉塞性動脈硬化症(b)の診断ができます。

ⅴ)整形領域

肘の骨折後(a)と手術後(b) になります。X線撮影では分かりにくい骨の形態評価が可能です。

腰椎神経根造影CT撮影することで腰椎神経の圧迫・狭窄(○)が明瞭となります。

MRI装置

MRI(Magnetic Resonance Imaging)は強い磁石と電波を利用することで画像を作製します。
CT検査のようにX線を使用しませんので被ばくの心配がありません。検査時間は検査部位にもよりますがおよそ20~30分です。検査内容によっては造影剤という薬(静脈注射)を使用する場合があります。

日立社製

ⅰ)頭部

単純(a) と造影剤を使用した(b)画像になります。造影剤を使用することで病変(→)が明瞭に描出できます。
また、脳出血や急性期の脳梗塞の診断に有用です。

ⅱ)胆道系

胆嚢・胆管や膵管などを描出します。
胆石や胆管がん・膵臓の疾患に有用です。
腹腔鏡を用いた手術に利用しています。

ⅲ)脊椎

椎間板ヘルニア、圧迫骨折(→)および外傷による脊髄損傷などに有用です。

ⅳ)膝関節

骨、筋肉および靭帯の描出に有用です。
画像は骨挫傷の症例です。

ⅴ)下肢

下肢の血管の走行・狭窄の診断に有用です。
画像は下肢動脈の症例です。

ⅵ)悪性腫瘍・転移検索

DWIBS(ドゥイブス)検査といい、がんや転移を探す新しい検査です。
化学療法の経過観察にも有用です。

骨塩量測定装置(全身用)

X線を用いて骨密度・筋肉量を測定することが可能です。主に腰椎、大腿骨の骨密度を測定し、骨粗鬆症等の診断を行います。検査は仰向けにて行い検査時間は20分程度かかります。

HOLOGIC社製

X線乳房撮影装置

マンモグラフィ検査とも呼ばれ、触診でもわからない小さな腫瘍や微細な石灰化を描出することができるため、早期の乳がんを発見することができます。病変をよりわかりやすく描出するために乳房を均一の厚さに圧迫して検査します。エコー検査と併用することで更に診断価値の高い検査となります。

  • キャノン社製
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