耳鼻咽喉科(各病気について)

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耳の病気

耳痛、耳漏(耳だれ)、難聴、 めまい 、耳鳴などが起こります。
炎症性の疾患として、外耳炎、慢性・急性中耳炎、 滲出性中耳炎 、真珠腫性中耳炎などがあります。初期の段階では薬の内服と局所の処置で治療できます。進行すると手術が必要になります。炎症が周囲に広がると 顔面神経麻痺 、めまい、髄膜炎などの合併症が起こります。

難聴、めまい、耳鳴を起こす病気には炎症の他に、耳小骨・中耳奇形、耳硬化症、メニエール病、頭位性めまい、外傷、聴神経腫瘍などがあります。耳小骨・中耳奇形、耳硬化症による難聴は手術で改善することが多いのでご相談ください。


鼻・副鼻腔の病気

鼻閉(鼻づまり)、鼻漏(鼻水)、においの障害、鼻周囲の顔面痛、頭重感、頭痛などが起こります。 アレルギー性鼻炎 、鼻中隔彎曲症、肥厚性鼻炎、萎縮性鼻炎、 副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症) などのよくみられる疾患だけでなく、腫瘍(鼻乳頭腫、上顎癌、嗅神経芽細胞腫、軟骨肉腫、悪性黒色腫など)や髄膜瘤、髄膜脳瘤などが原因になります。

扁桃・口腔・舌の病気

扁桃炎(図-1)はみなさんよくご存じだと思います。慢性化して発熱を繰り返すことがあります。扁桃炎が腎炎、手足の膿疱、関節リウマチ、アキレス腱炎などの原因になることがあります。病巣感染と呼ばれます。いびき症や睡眠時無呼吸症(図-2)をおこすこともあります。

急性扁桃炎から扁桃の周囲に膿がたまる扁桃周囲炎・膿瘍、さらに悪くなると頸部まで腫れてきます。早期にきちんと治療することが大事です。

いろんな原因から舌口腔の炎症が起こります。細菌、真菌(カビ)、ウィルスによる感染、自己免疫疾患(ベーチェット病、ウェゲナー肉芽腫症、クローン病、天疱瘡、扁平苔癬など)が原因になります。痛みが強いと食事をとれなくなります。

【図-1】 扁桃炎 【図-2】 睡眠時無呼吸症イメージ


唾液腺の病気

耳下腺、顎下腺、舌下腺と3つの大きな唾液腺があります(図-1)。おたふくかぜはウィルスの感染で耳下腺が腫れる病気です。他にも細菌感染、唾石、種々の腫瘍、シェーグレン症候群などのいろんな原因で腫れてきます。病態に応じて薬で治療できるときと手術の必要になるときがあります。

舌下腺から漏れ出た唾液がたまって口の中が腫れる「ガマ腫」と呼ばれる病気があります(写真-1)。摘出しても再発することが少なくなかったのですが、最近はOK432という薬を腫れたところに注射して少しずつ縮小させる方法が普及しています。

【図-1】 3つの大きな唾液腺 【写真-1】 ガマ腫(舌の下が腫れてきます)


喉頭(声帯を含む)の病気

※詳しくは以下をクリックしてご覧ください

▶喉頭がん
▶良性の病気  ・声帯ポリープ ・ポリープ様声帯 ・声帯結節
▶良性の腫瘍  ・喉頭乳頭腫
▶声帯の麻痺  ①声帯麻痺の症状
  ・一側声帯の麻痺
  ・両側声帯の麻痺
 ②声帯麻痺(いわゆる反回神経麻痺)の治療
  ・一側声帯の麻痺(一側反回神経麻痺)
  ・両側声帯の麻痺(両側反回神経麻痺)
▶けいれん性発声障害  1.けいれん性発声障害の症状
 2.内転型けいれん性発声障害の治療
  ①ボトックス注射
  ②チタンブリッジを用いた「甲状軟骨形成術2型」
  ③声帯筋を切除する方法
 

頸部(くび)の病気

頸部はいろんな病気で腫れてきます。大部分は炎症性のリンパ節腫脹ですが、中にはがんの転移が原因のことがあります。痛みのない腫れは要注意です。甲状腺のがん(図-1)は一般に進行が遅いのですが30歳代、40歳代の女性に多く発生します。手術で切除して治すことができます。

【図-1】 甲状腺がん


のどから耳に響く電撃痛、神経痛

扁桃腺の裏にある茎状突起という細長い骨が、普通よりも長いために神経(舌咽神経)を圧迫して起こる神経痛の一種です(図-2)。痛み止めの薬が効かない時は、長すぎる骨を切除すると良くなります。頭の中で神経が圧迫されていることもあります。その場合は、脳外科で内視鏡下の手術が行われるようになってきました。
【図-2】 舌咽神経痛

異物症

外耳道、鼻内、扁桃腺の周囲、食道、気管などにいろんな異物が入り込んでしまいます。外来で摘出できるとよいのですが、入院手術が必要になるときもあります。写真はいろんな部位に入り込んだ異物です。

【異物写真1】
5年前に外耳道に入った異物(20歳、男性)。
外来で顕微鏡下に摘出した。プラスチック製のBB弾で表面が変色していた。

【異物写真2】
薬の内服時に薬包を飲み込んでしまい、食道入口部で異物となった(73歳、女性)。
外来で電子スコープ下に摘出した。


異物を鉗子で食道から引き抜いたところ。
摘出した異物。
朝日野会